OPNDR特定非営利活動法人 神経発達症研究推進機構 OPNDR

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STAFF

なばため きよこ

生天目 聖子

NABATAME KIYOKO

Profile

研究および社会活動の概要

神経発達症を背景にもつ子どもにとって、集団生活の中、特に集団教育の場面では適応に苦労することがあります。その結果、不登校と言う状態になってしまうことが少なくありません。子どもたちの特性を周囲の大人が、いち早く正しく理解し、環境を調整することで安心して集団生活に入っていけるように生活を整えることが大切です。アセスメントに発達検査として使われるWISC、WAISなどの補助となる描画検査について研究しています。描画検査は、検査の負担も軽く、短時間で被検者に抵抗なく受けてもらえる検査です。描画検査の長い歴史の中で、主に投影法としての利用が知られていますが、発達検査としても初期から使われていました。最近、神経発達症の診断を成人になって受ける人も多くなっています。WISC、WAIS検査や面接場面だけでは見落とされる特性を描画検査でとらえることができると、自己理解の助けになり社会生活の改善への支援や取り組みを進められると思います。

略歴

同志社女子大学卒業後、児童相談所(心理判定員)、病院精神科(心理職)、保健所・保健センター(乳幼児健診心理判定・発達相談員)、大学・短大の学生相談室(カウンセラー)として勤務

1995年 文部省(現文部科学省)設置のスクールカウンセラーとして、初年度より滋賀県内の中学校に着任。スクールカウンセラー・スーパーバイザー(現職)、滋賀県スクールカウンセラー活用等事業協議会委員(現職)

2004年 滋賀県心の教育相談センター チーフカウンセラー、滋賀県教育委員会緊急支援協議会委員
2008年 滋賀県教育委員会 特別支援教育巡回相談スーパーバイザー
2008年 文部科学省「教職員のための子どもの健康観察の方法と問題への対応」作成協力委員
2009年 文部科学省「災害時における子どもの心のケアの進め方に関する検討会」協力委員
2010年 文部科学省「教職員のための子どもの健康相談及び保健指導の手引き」作成協力委員

学位・資格・受賞など

1989年 臨床心理士 取得
2019年 公認心理師 取得

代表的な業績

『こころの科学増刊「スクールカウンセラーの実際」』大塚義孝編 共著 日本評論社
「スクールカウンセラーのすすめる112冊」滝口俊子・田中慶江編 共著 創元社
ほか

その他の活動

所属学会
・心理臨床学会
・日本児童青年精神医学会
・日本虐待学会
・全国大学メンタルヘルス学会
・日本発達障害学会

REPORTレポート

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