OPNDRの研究紹介3:自閉症スペクトラム症を持つ成人の自分に向けられた視線の知覚
研究の背景 自閉スペクトラム症(ASD)は対人相互作用の障害をしめす神経発達症です。ASD者にとって視線方向の弁別が難しいということは知られていますが、他者が自分を見ていると判断する程度に定型発達者と違いがあるかは明らか…続きを読む
発達症をもつ人の特徴を理解し、生活上の困難の解決に役立つような研究を、共同研究者の協力を得て行っています。主な研究領域は4つあり、心身の働きに注目して精神的特徴を探る「精神生理学」、脳の構造やはたらきを調べる「脳科学」、症状・併存疾患・治療など臨床的な問題について調べる「医学・疫学」、認知機能や心理発達・心理特性について調べる「心理学」があります。これらの研究成果が何を意味し、どのように支援に役立つのかをお伝えします。
研究の背景 自閉スペクトラム症(ASD)は対人相互作用の障害をしめす神経発達症です。ASD者にとって視線方向の弁別が難しいということは知られていますが、他者が自分を見ていると判断する程度に定型発達者と違いがあるかは明らか…続きを読む
Uljarevic, M., & Hamilton, A. (2013). Recognition of emotions in autism: A formal meta-analysis. Journal o…続きを読む
研究背景 自閉スペクトラム症(ASD)は主な症状として社会性の障害を持ち、表情を介したコミュニケーションの障害が中核的な問題の一つとされています。ASD を持つ人には他者とのコミュニケーション中に生じる表情模倣の障害があ…続きを読む
Tzishinsky et al. (2018). Sleep disturbances are associated with specific sensory sensitivities in children wi…続きを読む
研究の背景 自閉スペクトラム症(ASD)を持つ人の成人期の社会適応の個人差は、認知機能によって予測できることが知られています。ここでいう認知機能は、記憶力や注意力、視空間認知能力、言語能力といったものだけでなく、他者の感…続きを読む
OPNDRでは、多種多様な分野・対象の研究があるなか、発達症をもつ人の支援を考える上で、重要なヒントあるいはエビデンスとなる研究を推進し、実践に役立てることを目指します。外部の第一線の研究者にご協力頂きなが…続きを読む