この度、12月11日(土)に特定非営利活動法人 神経発達症研究推進機構ならびに京都大学課題解決型高度医療人材養成プログラム(ASD Project)の共催で、「“自閉症”再考 〜原点からASDを考える〜」と題したシンポジウムを開催する運びとなりました。
吉川 徹先生(愛知県医療療育総合センター)、新澤 伸子先生(武庫川女子大学)をお迎えし、当機構理事の十一元三の3名の先生方にご講演いただきます。
なお、このシンポジウムは事前申込制のZoomミーティングとなっています。
開催日時2021年12月11日(土) 13:30〜17:30 参加費一般 3000円 (カレンダーご希望の場合 3,250円)学生 1500円 (カレンダーご希望の場合 1,750円)※ご希望の場合には、大変恐縮ですが、送料500円のうち半額をご負担願います。カレンダーについてのご案内今回のご案内でイラストを使用させていただいたTAKAYAさんのお母様がTAKAYAさんのイラストで作成されたカレンダーをご用意下さいました。詳細はこちらカレンダーのご案内参加申込 12 月1日 ( 水 ) 受付締切 12月 3 日 ( 金 ) 振込締切 延長 12月6日(月)17:00 受付・振込締切https://forms.gle/wBoc2oT83FJoxQ1AA へ参加情報をご入力のうえ下記口座へ参加費をお振込下さい。御振込先銀行名:ゆうちょ銀行 支店名:四四八 口座種類:普通預金口座番号:5203136 口座名義:特定非営利活動法人 神経発達症研究推進機構*必ず参加申込を済ませてから、ご入金下さい。所属名ではなく参加者ご自身のお名前でお振込をお願い致します。
シンポジウム企画趣旨近年、“自閉スペクトラム症 (ASD)”に対する関心は、知的障害がなく自閉症状が軽度の人たちが中心となっています。彼らの臨床像は多彩であり、一見自閉症状がわかりにくく、障害に由来する問題が生じていてもその原因を理解してもらえないといった軽度ASD特有の困難さもあります。一方、重度ASD(知的障害の有無に関わらず、自閉症状が顕著なASD)者の自閉症状は顕著であり、抱える問題の原因となっている障害特性を理解しやすい場合が多くあります。しかし、彼らの生活上の問題の解決は決して簡単ではなく、現在も対応できる専門家は少ないため、十分な支援が受けられているとは言えません。また近年の動向を見ていると重度ASDに関する研究・シンポジウムは少なく、重度ASD者への関心が薄れているのではと危惧されます。そこで今回のシンポジウムは、重度ASDについて再考し、自閉症状の本質について理解を深めることで、多彩な臨床像を示すASD全体に対する支援につなげたいとの思いから企画しました。自閉症状が本質的な形で現れやすい重度ASD者の生活上の問題を知り支援方法について考えることは、重度ASD者への支援はもちろん、自閉症状が軽度ゆえに問題の原因を見過ごされやすい軽度ASD者への支援にも有効な示唆を与えてくれると考えています。医療スタッフ、療育関係者、支援員、教員、ご家族のみなさまASDの支援に携わる全ての方に参加して頂きたいシンポジウムです。